雪山の 登山
王 豊元
雪山の登り口は、武陵農場にあります。
雪山の高さは3886メートルで、台湾で第2位の高山です。
雪山の登り口には、大きいプールがあってとてもきれいな所です。
1日目は七卡山荘へ行きました。
ここには伝説がひとつあります。
かつて遭難した女の子の死体は七卡山荘にあり、
彼女の魂はまだここにあります。
時々、まだ彼女を見る人がいます。
登山者は彼女を ”七卡の魔女”と呼んでいます。
翌日、三六九山荘へ向けて出発しました。
途中には”泣き坂”があります。
人を疲れさせるし、辛くさせるし、そこを歩けば泣きたくなるという意味です。
道のまわりには、至る所に赤い毛のタイワンホトトギスがいて、とてもきれいでした。
3日目は、雨がずっと降っていました。
山岳ガイドは、1度登頂をあきらめようと言いましたが、
しばらくして小雨になったので、
皆はレインコートを着て頂上を目指すことにしました。
台湾のような亜熱帯の国家にも、意外にも、氷河の痕跡があります。
1928年、日本人の沼井鉄太郎氏は、
「なんて神聖な稜線なんだ」と賛嘆しました。
後に皆はこの稜線を「聖稜線」と呼ぶようになりました。
頂上に登ることができて、本当にとても良かったです。